見落とされた癌/竹原慎二
以前の記事ですが、私が担当しているお客さまに末期がんの方がいます。
実はこの方は担当医の二度にわたるミスで癌を見つけられず、全く痛みが治まらずおかしいと感じた本人が病院を変え、再検査をしようやく癌を見つけられたのでした。
しかし、時すでに遅し。手術ができる状態ではなく、現在は抗がん剤で、これ以上癌の
進行スピードを速めないのが精いっぱいの状態。
実際に大きな病気を見過ごされ、命を落とすかもしれない診断ミス。こんなことを目の当たりにした私は、ご主人の話を聴きながらも、もし自分だったらと本当に苦しくなります。
そして今日読んだ本。元プロボクサー竹原慎二さんの『見落とされた癌』です。
以下私の気になった部分です。
※セカンドオピニオンは保険対象外、全額自己負担
※どんな名医でも14%は誤診をし、平均では30%程度となる
※患者は医師任せではダメ、望む治療方法や要望、疑問不安も伝える、しっかり意思表示しなくてはならない
※本人次第だが、やりたい治療を望むと治療費は馬鹿にならない。お金がない人ほど最低限保険にはいっておくべき
特に強く感じたのは、医者の判断は完ぺきではない。ということ。30%も誤診があるのだ。今まではプロだから信頼しきっていた。お医者様が言うのだから当然。と。
でも、現実は違う。医者にだって得手不得手は当然あり、能力差だって当然ある。
見立ても違い、それに対する対処方法も違う。
自分の命に係わること。一歩間違ったら『死』だって可能性はある。
だから真剣に考えなければならないと思いました。医者任せではいけない。
こちらは頼る弱い立場だから…などとはいってられない。だって誤診率30%ですよ?
その30%に自分や家族が巻き込まれたら??絶対に考えたくない状況です。
今はネットがあればどんな情報だって集まります。
自分の命を本当に預けれる病院。納得いく治療方法を提示してくれる医者。
どんどん自分から積極的にいかなければ自分の(家族の)命は守れないのだと思います。
自分を守るのは自分!!